40代からでも遅くない?住宅購入 vs 賃貸、独身女性の私の結論

ひとり暮らし・生活

皆さんこんにちは。イマここデイズのごっつぁんです。

「家、どうするの?」

この質問、40代に入った途端に増えませんか?同期から、親から、よく知らない親戚から。「そろそろ考えないと」「老後が心配じゃないの?」「一人だからこそ、拠点が必要でしょ」。

……放っておいて。(心の声)

都内在住、独身、40代に突入したばかりの私、ごっつぁんです。今日は「家を買わない」と決めた私が、その理由をデータも交えながら本音でお話しします。

大前提として一つだけ。これは「賃貸最高!持ち家はダメ!」という話では一切ありません。どちらにも明確なメリットとデメリットがある。ただ「今の私の状況と価値観では、こちらの方が合っている」という、あくまで私個人の結論です。あなたの答えは、あなたの人生と価値観で出すもの。ぜひ参考程度に読んでいただければ嬉しいです。

それと、もう一つだけ。「どこに住むか」も、「どう生きるか」も、今の私は全部自分で決められる。この自由、私はかなり大事にしています。それが今日の話の核心でもあります。

まず整理:賃貸のメリットとデメリット、正直に並べてみた

感情論に入る前に、まず整理から。賃貸の話をします。

賃貸のメリット

住み替えの自由がある、これが一番大きい。転職、体調の変化、近所のトラブル、気分転換……理由がなんであれ「引っ越せばいい」という選択肢は強い。人生のフェーズに合わせて、住む場所をアップデートできる。これ、地味にすごいことだと思っています。

ライフステージの変化に対応できるのも見逃せない。一人暮らしに必要な広さって、正直そんなに大きくない。必要に応じて広くしたり、逆にコンパクトにしたりできる。人生の変化に住まいをフィットさせられる、という意味で、賃貸はかなり柔軟な選択肢です。

大規模修繕費・固定資産税がかからないのも地味に大きい。給湯器が壊れたら管理会社に連絡するだけ。建物が老朽化しても、基本的には大家さんの問題です。金銭的なリスクを家主に移転できている、と考えると実は賢い選択だったりします。

初期費用が少ないのも事実。住宅購入には頭金・諸費用で数百万円が飛んでいきますが、賃貸は家賃数か月分で始められる。手元に資金を残しておけるのは、いざというとき強いです。

賃貸のデメリット

一方で、弱点も正直に言います。

「家賃が消える」感覚はやっぱりある。毎月払い続けても「自分のもの」にはならない。この感覚が、持ち家派の人には耐えられないんだろうなとは理解しています。

家賃が上がるリスクもある。物価が上がれば賃料も上がる可能性がある。長期で見ると、コストが変動するリスクは確かに存在します。

リノベやペット飼育に制約があるのも事実。「壁を塗り替えたい」「猫と暮らしたい」が制限されるのは、人によっては大きなストレスになる。

老後に家を借りにくい問題、というのもよく言われます。これはあとで深掘りするので、いったん置いておきます。

比較ポイント 持ち家 賃貸
初期費用 頭金+諸費用で500〜800万円前後が目安。40代は現金比率を高めると審査が通りやすい 敷金・礼金+引越し費用で家賃3〜5ヶ月分程度。比較的少額ですぐ動ける
月々の費用 ローン返済+管理費+修繕積立金。完済後は住居費ゼロに近づくのが最大の強み 家賃は一生続く。老後も毎月7〜10万円の支出が続く可能性がある
資産性 不動産として資産に残る。売却・賃貸転用もできる。老後の担保にもなりうる 支払い続けても何も残らない。老後の備えを別途積み立てる必要がある
自由度 売却に時間がかかる。転勤・転職・ライフスタイル変化への対応がしづらい 転勤・環境変化にすぐ対応できる。気軽に引越しできる安心感がある
老後の安心感 ローン完済後は「家賃ゼロ」。年金生活でも住む場所の心配が少ない 高齢になると審査に通りにくくなるリスク。保証人問題も出やすい
独身女性への審査 安定収入があれば審査は通る。頭金を多く入れると◎。40代でも全期間固定が狙える 審査のハードルは低め。ただし物件によっては女性・独身を理由に敬遠されることも
修繕・維持管理 設備の故障・外壁塗装など自己負担。10〜15年で大規模修繕費がかかることも 設備故障は基本的に大家が対応。急な出費に慌てなくていい安心感がある
税制優遇 住宅ローン控除(最大13年間)で年間最大21万円の税控除。固定資産税の減額制度あり 税制優遇なし。ただしその分、手元資金を運用に回せる選択肢がある
📊 40代独身女性の「総支払い額」イメージ比較(65歳まで・東京近郊)
🏠 持ち家(4,000万円・35年ローン・金利1.8%)
約5,300万円
ローン返済+税・修繕費込み
※完済後は住居費ほぼゼロ。不動産資産として残る
🏢 賃貸(月8万円・45歳〜65歳の20年間)
約1,920万円〜
20年分の家賃
※65歳以降も家賃は続く。老後30年で+2,880万円の試算
こんな人には「持ち家」が向いている vs 「賃貸」が向いている
🏠 持ち家向きの人
  • 今の勤務地・エリアに長く住む予定
  • 老後の住居費を固定したい
  • インテリアや間取りにこだわりたい
  • 安定した収入がある(正社員・公務員など)
  • 資産形成の一環として不動産を持ちたい
🏢 賃貸向きの人
  • 転勤・転職の可能性が高い
  • 将来の住む場所がまだ決まっていない
  • 手元資金を投資に回したい
  • 収入が不安定または変動しやすい
  • 維持管理の手間を持ちたくない

次に整理:持ち家のメリットとデメリット、データも交えて

次に持ち家の話。こちらも公平に見ていきます。

持ち家のメリット

資産になる可能性がある。「可能性がある」と書いたのは、条件があるからです(後述)。

自分好みにカスタマイズできる。リノベ自由、ペット可、壁に穴も開けられる。これは純粋に魅力です。

住宅ローン控除などの税制優遇がある。条件によっては年数十万円の節税になるケースも。

住居費がゼロに近づく老後の安心感。ローンを払い終えれば住居費がほぼかからなくなる。これは持ち家の大きなメリットです。

持ち家のリスク①:変動金利の上昇、数字で見る現実

ここからが本番です。データの話をします。

住宅ローンを組む方の約8割が変動金利を選んでいると言われています(リクルート調べ)。金利が低いうちはいいのですが、2024年以降の動きを知っていますか?

2024年3月、日本銀行がマイナス金利政策を解除しました。同年7月、2025年1月と追加利上げを実施。変動金利の基準となる政策金利は現在0.75%程度まで上昇しており、2026年末までに1.0%に達するという予測も出ています(日本経済研究センター エコノミスト約40名への調査より)。

変動金利の実際の水準で見ると、2023年後半〜2024年前半の底値が
約0.40%。それが2025年には0.71%前後まで上昇しています。日本経済新聞によれば、利上げの影響で住宅ローンの返済額が平均的なケースで月約1万4,000円増加するという試算も出ています。

月1万4,000円。年間で約16万8,000円。35年で……計算したくなくなります。

もちろん、これ以上金利が上がらない可能性もある。でも「上がらないだろう」という前提で35年ローンを組む判断が、私には怖い。「変動金利だから今は安い」は、「いつ上がるかわからない爆弾を抱えている」と裏表の関係です。

持ち家のリスク②:地方・郊外の資産価値、世界と比較すると

「家は資産になる」という言説、実は条件がかなり厳しいです。

世界の住宅価格指数で見てみましょう。2000年を100としたとき、2020年時点でイギリスは183、アメリカは144まで上昇しています。日本は?83です。先進国の中で、日本は住宅価格が下がっている異例の国です(リベラルユニ記事より)。

さらに、新築の場合は購入した瞬間に1〜3割程度価値が下落すると言われています。販売経費が上乗せされた状態で売り出されているため、買った瞬間に帳簿上の損が生じるわけです。

都心の一部エリアは値上がりしているのも事実です。でも、これは「立地がよく、希少性が高い物件を早いタイミングで取得できた場合」の話。そういう物件は投資家が先に押さえていることも多く、一般の購入者が「資産として値上がりする物件」をつかむのは「かなり難しい」と指摘する専門家もいます。

そして地方・郊外はさらに厳しい状況です。人口が継続的に減少している日本で、地方の不動産需要が上がるシナリオは描きにくい。「都心なら値上がりするかもしれないが、地方は別の話」というのが、データを見た私の率直な感想です。

DATA VISUALIZATION
地域別 不動産価格指数の推移
都心 vs 地方 / 2020年=100 として指数化

都心(東京・大阪・名古屋)

地方(県庁所在地以外)

2020年(基準年)
都心

100

地方

100

2021年
都心

108

地方

101

2022年
都心

115

地方

102

2023年
都心

125

地方

103

2024年
都心

138

地方

105

2025年(最新)
都心

152 ▲

地方

106

5年間の格差まとめ:都心は+52%高騰、地方は+6%にとどまる。
「いつか安くなるだろう」という待ちは、都心においてはほぼ裏切られてきた。

価格高騰が「買う vs 借りる」判断に与える影響
比較項目 都心で購入 都心で賃貸継続 地方で購入
資産価値の変化 +52%(5年) 変化なし(出費のみ) +6%(5年)
月々の支払い目安 12〜18万円 12〜20万円 6〜10万円
40代独身に向いている? 条件次第で◎ 自由度は高い 資金余裕があれば○
住宅ローン審査 45歳なら25年ローン可 通りやすい傾向
※指数は国土交通省「不動産価格指数」をもとに概算。実際の価格は立地・物件種別により異なります。

「70過ぎたら家が借りられない」説、私が感じる違和感

「老後は賃貸を借りられなくなるよ」というのが、持ち家派の方がよく言う理由の一つです。

気持ちはわかります。「高齢単身女性、しかも収入が減ったら……」という不安がゼロかといえば、嘘になる。それは正直なところです。

ただ、ここで一つデータを見てほしい。

2023年の総務省の住宅・土地統計調査によると、全国の空き家は899万戸、空き家率は過去最高の13.8%。そして専門家の予測によれば、2043年には全国の空き家率が25%前後に達する可能性があると言われています。

25%。4軒に1軒が空き家という世界です。

賃貸用の空き家だけで見ても、現在443万戸。1993年からの30年で空き家全体は約2倍に増えています。

人口が減り、空き家が増えていく中で、大家さんが「高齢者には貸したくない」と選り好みし続けられるでしょうか?私は、徐々に変わっていかざるを得ないと思っています。すでに高齢者向けの賃貸住宅、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)、シェアハウス型の住まいなど、選択肢は確実に増えてきています。

「老後に家が借りられなくなるから、今すぐ35年ローンを組む」というロジック、私には飛躍が大きすぎます。

もちろん、備えは必要です。貯蓄をする、家賃保証サービスに加入できる状態を保つ、元気なうちに老後の住まいの選択肢を調べておく。それは賃貸のままでも十分できる話です。

じゃあ「家を買う」のは絶対ナシ? 私が否定しない理由

ここまで読んでいると「ごっつぁん、持ち家全否定じゃん」と思われそうなので、フォローさせてください。

全然そんなことはありません。

こんな人には持ち家は合っていると思っています。

パートナーと一緒に家を建てたい
子育て環境を固定したい
地元に根を張って長く生きていきたい
リノベを楽しむのが人生の喜びになっている
「家を持つ」こと自体が人生の目標の一つ

特に最後のやつ。「趣味・贅沢品として家を買う」という考え方、私は全然アリだと思っています。好きなことにお金を使う自由は誰にでもある。

友人が戸建てを建てた話を聞いたとき、正直「いいなあ」と思った瞬間がありました。広いリビングで猫を飼って、庭でBBQして……という話を聞いて、羨ましかった。

でも、よく考えたら私が羨ましいのは「猫と広いリビング」であって、「35年ローン」ではなかったんですよね。この二つはセットじゃない。

「何が欲しいのか」を分解すると、意外と家を買わ
なくても手に入れられるものが多かった。

私に必要なのは「広い家」ではなく「自由」だったと、友人の話を聞きながら逆に確信しました。

私の結論:今の私に家を買うことはリスクが大きい、だから賃貸を選ぶ

私の結論を整理します。

金利リスク:変動金利は2023年比で倍近くに上昇済み。今後さらに上がる可能性がある状況で、35年の変動ローンは怖い。固定金利にすれば安心だが、その分月々の返済は増える。

資産価値リスク:都心の好立地でない限り、日本の不動産は資産としてのリターンが期待しにくい。新築は購入した瞬間に1〜3割下落する可能性がある。35年後に「売れる物件」であるかどうかは、今の時点でわからない。

ライフスタイルのリスク:これが私には一番大きい。独身の私は、今後どこに住むか、誰と住むか、どんな仕事をするか、すべてオープンです。そのオープンさを、30年のローンで閉じる必要が、今はない。

はい、完全に開き直っています。

「全部自分で決められる」ことを、私は今の最大の資産だと思っています。どこに住むかも、どう生きるかも、誰と住むかも。それを手放してまで得るものが、今の私には見えていない。

これが正解だとは思っていません。5年後の私が「やっぱり買えばよかった」と思う可能性もゼロじゃない。でも今この瞬間の判断として、これが一番しっくりくる選択です。

まとめ:「住む」の答えは、自分の人生の数だけある

最後まで読んでくれて、ありがとうございます。長くなりました。

改めて今日の話を振り返ると。賃貸にも持ち家にも、メリットとデメリットがある。変動金利の上昇リスク、地方の資産価値下落、そして増え続ける空き家と人口減少の現実。データで見ると「家を買えば安泰」という単純な話ではないことがわかります。老後の不安も理解できる。でも、空き家が25%に達すると予測される未来で、「高齢者は絶対に家を借りられない」というシナリオも変わりつつあります。

「買う」と「借りる」に優劣はない。自分のフェーズと価値観と、リスク許容度で選んでいいんだと思っています。

もし今悩んでいるなら、「なぜ買いたいのか」「なぜ賃貸でいたいのか」を一度紙に書き出してみてください。私はそれをやったら、自分の答えがかなりクリアになりました。

答えは外にありません。あなたの中にある。あなたの「住む」の答えを、あなたのペースで出してください。

あなたはどちらを選びそうですか?ぜひコメントで教えてもらえたら嬉しいです。

使用データ(出典)
– 政策金利の推移と2026年末1.0%予測:日本経済研究センター ESPフォーキャスト調査
– 返済額の月1万4,000円増加試算:日本経済新聞
– 変動金利利用者約8割:リクルート調べ
– 世界住宅価格指数(日本=83):liberaluni.com 記事より
– 新築1〜3割価値下落:同上
– 空き家899万戸・空き家率13.8%(過去最高):総務省 令和5年住宅・土地統計調査
– 2043年空き家率25%予測:国交省・各専門機関の推計

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