皆さんこんにちは。イマここデイズのごっつぁんです。
うちの両親、めちゃくちゃ元気です。
70代なのに、週5でジムに通っています。しかも1回1時間のトレーニング。
「体力については娘より上なんじゃないか」というレベルで、会う日と会う人に「えっ、70代に見えません!」って言われるのが定番の会話になっています。
さらに、私から両親に出している「禁止令」があって。
「カーキ色と茶色、禁止。」
70代を超えると、なぜかみんな謎に同系統のアースカラーに染まっていくじゃないですか。落ち着くからなのか、無難だからなのか。
でも正直なところ、それが余計に老けて見える。そして、失礼を承知で言いますが、みんな同じに見える。笑
だから「その色、やめて。明るい色着て」と言い続けた結果、うちの親はいつもちょっと若々しい色(青・黄色・オレンジ・ピンク)を選んで着用しています。
本人たちが乗り気なのが助かる(笑)。
そんな元気な両親を持ちながら、「だからこそ、先に考えておかなければ」とじわじわ思い始めたのが今年の話です。
元気な今のうちに、話ができる。動ける。準備できる。
この記事は私が自分のためにまとめた情報メモです。「親がまだ元気だから大丈夫」と思いながら、でも何となく不安を感じている。。
そんな人に向けて、参考になればとシェアします。
介護が始まる前に「何が起きるのか」を知っておく
介護って、ある日突然始まるイメージがありませんか。倒れた、骨折した、認知症の診断が出た——みたいな劇的な展開で。
でも実際は違うそうです。介護は段階的に変化していくものとのこと。
厚生労働省の要介護認定の制度では、大きく「要支援1〜2」と「要介護1〜5」の合計7段階に分かれています。
要支援1〜2は、日常生活はほぼ自力でできるけど、一部サポートがあると助かるレベル。予防的なサービスが中心です。
要介護1〜5は、数字が上がるほど介護の必要度が高くなります。要介護5がもっとも重度で、日常生活のほぼすべてに介護が必要な状態です。
このグラデーションを知っておくだけで、焦り方がまったく変わります。「突然介護が始まる」のではなく、「少しずつ変化していく中で、どこかのタイミングで認定を受けることになる」というイメージに切り替わるだけで、心の準備が全然違う。「親が少し物忘れが増えた気がする」「足がちょっと遅くなった」——そういうサインに早めに気づけるようになります。
| 介護度 | 状態の目安 | 必要な支援・介護の内容 | 支給限度額(月額目安) |
|---|---|---|---|
| 要支援 1 | 日常生活はほぼ自立。一部の動作に不安あり。 | 週1〜2回の訪問介護・デイサービスなど予防サービス | 約 50,320円 |
| 要支援 2 | 立ち上がりや歩行が不安定。一部に介助が必要。 | 週2〜3回の訪問介護・デイサービス、福祉用具貸与 | 約 105,310円 |
| 要介護 1 | 排泄・入浴などに部分的な介助が必要。 | 訪問介護・デイサービス・ショートステイの組み合わせ | 約 167,650円 |
| 要介護 2 | 移動・食事・排泄のほとんどに介助が必要。 | 毎日の訪問介護、週複数回のデイサービス、福祉用具 | 約 197,050円 |
| 要介護 3 | 立ち上がり・歩行が困難。ほぼ全面的な介助が必要。 | 複数サービスの組み合わせ、または施設入所も検討段階へ | 約 270,480円 |
| 要介護 4 | 日常生活全般に全面介助が必要。意思疎通が難しい場合も。 | 特養・老健などへの施設入所が現実的な選択肢に | 約 309,380円 |
| 要介護 5 | 寝たきりに近い状態。意思疎通が著しく困難。 | 施設入所または24時間対応の在宅ケア体制が必要 | 約 362,170円 |
| ※支給限度額は2024年度の目安。自己負担は原則1割(所得により2〜3割)。「要支援」はサービスの種類が異なります。 | |||
月額支給限度額の目安(介護度別)
50,320円
105,310円
167,650円
197,050円
270,480円
309,380円
362,170円
※要介護5を100%として比率を表示。自己負担は原則1割。
40代が直面しやすいのは、遠距離・仕事との両立・きょうだい間の役割分担問題です。
親が地元にいて、自分が都市部で働いている。きょうだいはいるけど、何となく「近くにいるから」という理由で、一番負担がかかる人が自動的に決まっていく——これ、本当によく聞く話じゃないですか。何も決めていないと、誰かが黙って抱えていく構造になる。この流れが事前に見えていれば、対策が打てます。
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今すぐできる「情報の整理」チェックリスト
難しいことは何もないです。でもこれ、できていない人が多い。
親が元気なうちに確認しておきたい情報を整理しました。「全部今日やれ」じゃないです。一個ずつ確認していくだけでいい。
医療・健康まわり
– かかりつけ医の名前・連絡先を知っているか
– 服薬中の薬の名前・量を把握しているか
– かかりつけの病院・診察券の場所を把握しているか
– アレルギー・持病などの情報を共有できているか
親が急に倒れたとき「どこの病院にかかってたっけ?」ってパニックになるの、よくある話です。先に確認しておくだけで、そのパニックを1個減らせます。
資産・保険まわり
– 加入している保険の種類・証券番号
– 年金の受給状況(いつ・だいたいいくら入るか)
– 銀行口座の種類・どの銀行か
– 実印・通帳・カードがどこにあるか
これ、親に聞くのが一番ハードルが高いところです。「資産を全部教えて」じゃなくて「万が一のときのために確認させて」というスタンスで話すとスムーズです。「あなたのためじゃなくて、私が不安だから教えて」という言い方が意外と受け入れてもらいやすい。
基本情報まわり
– 実家の住所(当たり前に見えて、正式な番地を書けない人いる)
– 緊急連絡先・親の連絡先(スマホのどこに登録してるか)
– 家の鍵の在処・合鍵の有無
– もしもノート(エンディングノート)の存在と保管場所
エンディングノートは「死ぬ準備」ではなく、「自分の情報を家族に残すツール」です。書店やネットで気軽に入手できるし、自治体が無料配布しているところもあります。
「書かせる」のではなく、「一緒に書く」くらいの気持ちで渡してみると、意外とすんなり受け取ってもらえます。うちの親には「あなたたちの情報を私がちゃんと管理したいから」という言い方で渡しました。こっちの話にしちゃうのがコツです。
ここまで読んでくれてありがとうございます。あと少しだけ続きますね。
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公的サービスの仕組みを知っておく

「窓口どこに行けばいいの?」答えは一個だけ。
介護に関する公的サービスで、まず絶対に覚えておいてほしいのが地域包括支援センターです。
厚生労働省によると、地域包括支援センターは「地域住民の心身の健康の維持及び生活の安定のために必要な援助を行い、保健・医療・福祉を包括的に支援する施設」——と定義されています。難しそうに聞こえますが、要するに介護に関するなんでも相談窓口です。
各市区町村に設置されていて、相談は無料です。
要介護認定を受ける前の段階でも相談できます。「親がちょっと心配になってきた」という段階から利用できるのがポイントで、「まだ認定が必要なほどではないけど、何かあったときどうすればいい?」という相談も受けてくれます。
要介護認定申請の流れ
流れを知っているだけで、いざというとき動けます。
1. 市区町村の窓口または地域包括支援センターに申請
1. 訪問調査(認定調査員が自宅に来て状況を確認)
1. 主治医の意見書の取得
1. 介護認定審査会による審査・判定
1. 認定結果の通知(申請から原則30日以内)
申請は本人だけでなく、家族や地域包括支援センターが代理で行うことも可能です。「申請の仕方がわからない」という場合は、地域包括支援センターに相談すれば一緒に進めてもらえます。窓口1つ押さえておくだけで、入口に困らない。
介護保険サービスの主な種類
介護保険サービスには、大きく以下のような種類があります。
– 訪問介護:ホームヘルパーが自宅に来てくれる
– 通所介護(デイサービス):施設に通いながらリハビリや入浴サポートを受ける
– 短期入所(ショートステイ):一時的に施設に泊まる
– 特別養護老人ホーム・介護老人保健施設:入所型のサービス
「施設に入れるしかないのか」という思い込みが消えます。在宅で受けられるサービスが思った以上に充実しているので、「自宅に住み続けながらサポートを受ける」という選択肢が現実的にあることを知っておいてほしいです。
| カテゴリ | サービス名 | 内容・特徴 | こんな方に向いている | 利用場所 |
|---|---|---|---|---|
| 居宅サービス (自宅で受ける) |
訪問介護 (ホームヘルプ) |
ヘルパーが自宅を訪問し、食事・入浴・排泄などの「身体介護」と、掃除・洗濯・買い物などの「生活援助」を行う | できるだけ自宅で生活したい方 | 自宅 |
| 訪問看護 | 看護師が自宅を訪問し、健康状態の確認・医療処置・服薬管理などを行う。医師の指示のもと実施 | 医療的なケアが必要な方 | 自宅 | |
| 訪問入浴介護 | 浴槽を積んだ車で自宅を訪問し、入浴をサポートする。自宅のお風呂が使えない方でも利用可能 | 寝たきりや身体が不自由な方 | 自宅 | |
| 通所介護 (デイサービス) |
施設に日帰りで通い、入浴・食事・レクリエーション・機能訓練などを受ける。送迎あり | 社会交流・家族の休息(レスパイト)が必要な方 | 施設(日帰り) | |
| 短期入所 (ショートステイ) |
特養などの施設に数日〜数週間、一時的に入所する。家族の旅行・入院時などにも活用できる | 介護する家族が休息をとりたい時 | 施設(短期) | |
| 福祉用具貸与・購入 | 車いす・介護ベッド・歩行器などのレンタル、またはポータブルトイレ・入浴用品などの購入補助 | 移動・日常動作を補助したい方 | 自宅 | |
| 施設サービス (入所して受ける) |
特別養護老人ホーム (特養) |
要介護3以上が対象。24時間体制で介護を受けながら生活できる。費用が比較的安く、人気が高く待機期間が長い場合も | 重度の介護が必要・在宅が困難な方 | 施設(長期) |
| 介護老人保健施設 (老健) |
病院退院後のリハビリを行い、自宅復帰を目指す施設。医師・理学療法士などが常駐。入所期間は原則3〜6ヶ月 | 退院後、自宅復帰に向けてリハビリしたい方 | 施設(中期) | |
| 介護付き有料老人ホーム | 24時間介護スタッフが常駐し、食事・介護・生活支援が受けられる民間施設。設備が充実しているが費用は高め | 快適な環境で継続的な介護を受けたい方 | 施設(長期) | |
| 地域密着型 (地域で受ける) |
グループホーム (認知症対応) |
認知症の方が少人数(5〜9人)で共同生活を送る。家庭的な雰囲気の中で、料理・掃除なども一緒に行う | 認知症があり、安定した環境で暮らしたい方 | 施設(長期) |
| 小規模多機能型 居宅介護 |
「通い(デイ)」「訪問」「泊まり(ショートステイ)」を1つの事業所で柔軟に組み合わせられるサービス | 状態に合わせて柔軟にサービスを使いたい方 | 自宅+施設 | |
| ※ サービスを利用するには、まず市区町村に「要介護認定」を申請する必要があります。認定結果(要支援1〜2、要介護1〜5)によって利用できるサービスや支給限度額が異なります。 | ||||
介護離職を防ぐために使える制度
働いている人は必ず知っておいてください。
– 介護休業制度:対象家族1人につき、通算93日まで取得可能(雇用保険から給付金あり)
– 介護休暇:年5日(対象家族が2人以上なら10日)まで、1日・半日単位で取得可能
– 介護休業給付金:休業中の賃金の約67%を雇用保険から受け取れる
仕事を辞めなくても、介護はできます。でも「辞めるしかない」と判断してしまう前に、こういう制度が使えることを知っておくことが前提になる。知らないと使えない制度って、本当に多い。制度は使ってなんぼです。
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親と「話しておく」べきこと、話し方のコツ
うちの「カーキ禁止令」って、笑えるようで笑えない話で。
あの会話が成立しているのは、日頃から「外見のこと」「健康のこと」「生活のこと」をふつうに話せる空気があるからなんですよね。
「介護の話をしよう」っていきなり切り出すと重くなる。テレビで観た話、友人の親の話、ニュースのネタを糸口にしながら、軽い会話を積み重ねてきた関係性が、いざというときに効きます。カーキを禁止できる関係ならば、エンディングノートを渡せる関係でもある。

「介護の話なんてしにくい」でも今話せるの、今しかないんです。
元気なうちに話しておきたいことを整理すると:
– 住まいについて:今の家に住み続けたいか、施設も考えているか
– 医療について:入院中の処置や延命に関する意思(ACP・アドバンス・ケア・プランニングと言います)
– お金について:年金だけで生活できているか、貯蓄の状況は
– 葬儀について:希望はあるか、どこで行いたいか
全部一気に聞こうとしなくて大丈夫です。テレビのニュースのきっかけとか、友人の親の話を糸口にして、少しずつ会話を積み上げていく方が現実的だし、関係性にも無理がない。
親の「自分でやりたい・決めたい」気持ちを大事にしながら、「私が不安だから確認させて」というスタンスで話すと、意外とすんなり進みます。押しつけにならない、でも逃げない。そのバランスです。
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きょうだい・家族で「役割分担」を今のうちに話し合う
これ、一番後回しにされがちで、一番揉めるところです。
「なんとなく近くに住んでいる人が全部やる」という構造、気づかないうちに出来上がっていませんか。何も決めていないと、誰かが黙って抱えていく流れになります。
体力も時間も精神力も使うのが介護です。一人が背負い続けると確実に限界が来ます。だからこそ、元気なうちに、感情が入っていない状態で役割を話し合っておくことが重要です。
役割分担の考え方の一例:
– 身体的サポート担当:通院の付き添い・日常生活の補助
– 金銭管理担当:費用の把握・支払い管理
– 情報管理担当:書類・手続きの一元管理
– 連絡調整担当:医療・介護機関との窓口役
近くに住んでいる人が身体的サポートを担う代わりに、遠距離のきょうだいが金銭面を担うとか、得意なことや状況で補いあえる構造を作っておくといいです。
そして、介護が本格的に始まったら欠かせない存在になるのがケアマネジャー(介護支援専門員)です。
介護保険サービスの計画を立てて、各サービスとの調整を一手に引き受けてくれる専門職です。相性が合う人・合わない人がいるので、「このケアマネさんで大丈夫かな?」と思ったら変更を申し出ることもできます。事前に「ケアマネを選ぶ権利がある」と知っているだけで、いざというとき動きやすくなります。
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まとめ:「引き出し」を今のうちに作っておく
うちの親が元気でいてくれることは、本当にありがたいことです。週5でジム、1時間トレーニング。カーキ禁止令をちゃんと守って、明るい色のシャツを着て出かけていく。その光景を見るたびに、安心する。
でも安心しているからこそ、今動けるんです。
元気なうちにこそ、話ができる。元気なうちにこそ、一緒に確認できる。元気なうちにこそ、笑いながら「カーキだけじゃなくて、エンディングノートも書いといてよ」って言える。

知らないだけで全部詰む。引き出しを作るのは今しかない。
今日この記事を読んで、やることは一個だけでいいです。
親のかかりつけ医の名前を確認する。それだけでいい。小さな確認が積み上がって、いつか絶対に役に立つ「引き出し」になります。
情報は積み上げるほど価値が出る。将来の自分への投資として、今日の5分を使ってみてください。元気な親を持つ今が、一番動きやすいタイミングです。
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参考公式情報:
– 厚生労働省「介護保険制度について」:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/index.html
– 厚生労働省「地域包括ケアシステム」:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/chiiki-houkatsu/
– 地域包括支援センターの所在地:お住まいの市区町村の介護保険担当窓口にご確認ください



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